Track.1 夢の深みへ
原曲 トロヤ群の密林
空気が変化していく。幻想の匂いがする。
結界の境目が、私達を"あちら側"に運んでいく。
私の不安とは対照的に、彼女はとても楽しそうだった。
| Track.7 休息タイム
原曲 天鳥船神社の結界
ここは瘴気が少なく、日の光も他より届いているようだ。
「蓮子、お弁当作ってきたけど食べる?」
「ちょうどいい回復ポイントってとこね」
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Track.2 荘厳なる樹海
原曲 天鳥船神社
見たこともない動植物が溢れている。
生物学科の知り合いに見せたらどう思うかしら。
でも瘴気がひどいし、あまり長居したくないわ。
| Track.8 魅惑の花
原曲 過去の花~Fairy of Flower
短針も長針もない、花時計。
それは花の1日における活動周期を利用した花時計であった。
精度もへったくれもない時計。蓮子はどう思うかしら。
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Track.3 夢幻の森の境界線
原曲 童祭 ~ Innocent Treasures
「やっぱり入口はあったんだわ!
んーそれにしても、薄暗くて視界が悪いわねぇ」
「あら、鳥目にでもなったのかしら?」
「鳥は鳥でもフクロウ並に夜行性よ」
| Track.9 森のキノコにご執心
原曲 アガルタの風
魔法使いを名乗る白黒の女の子。
蓮子はすっかり意気投合していた。
……全く話は噛み合ってないけれど。
魔法使いは何度もキノコを拾い、帽子の中に突っ込んでいた。
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Track.4 やすらぎの泉
原曲 衛星カフェテラス
泉が湧き出している。驚く程澄んだ水だ。
蓮子は手を入れてちゃぷちゃぷと音を立てている。
うん。この水、ボトルに入れて持って帰ってみよう。
| Track.10 無限の歩み
原曲 牛に引かれて善光寺参り
こう何度も同じ景色が続くとげんなりするわ。
この空気も吸い続けたらまたサナトリウム行きになる気がする。
一生分の自然を満喫してしまった感じ。憂鬱ね。
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Track.5 洞穴の闇と光
原曲 ヒロシゲ36号~Neo Super-Express
私たちの足音だけが洞穴内に反響する。
ときおり、生き物がうごめく気配がするけれど。
洞穴の最奥には、神秘的な光があった。
エメラルド色に輝く、"苔"である。
| Track.11 人形館の守護者
原曲 アンノウンX ~ Unfound Adventure
森の中に建つ館。窓からは中に人形が並んでいる姿が見える。
館に近づいたその時、家より大きな人形が武器を持って現れた。
「面白いわ。メリー、たまには敵に立ち向かうのも悪くないわね」
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Track.6 フォレストウィンド
原曲 天空のグリニッジ
周囲が一斉にざわめき出し、生き物達が皆この場から離れていく。
次の瞬間、化け茸が私たちに襲いかかってきた。
全速力で走って逃げたわ。それこそ風のように。
| Track.12 活動終了
原曲 青木ヶ原の伝説
「ふう、危ない危ない」
現世の匂いがする。生き物たちが別れを告げるように鳴く。
気がつくとここは既に"こちら側"だった。
「活動終了、ね」
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